「キミがいつか果てるまで…」感想

作品名：キミがいつか果てるまで…
（場所…「Main」の「黒旗の博物館（紛い物小説展覧会・直通）」
　　　　また、おまけページにも初期作ver.があります）
作者：兔
カテゴリ：短編
ジャンル/傾向：悲劇/狂気/日記風
連載状況：完結（読みきり）
サイト：黒旗を閉ざして

【あらすじ】
幸せな夫婦がいた。
妻は日記を書き、その平和な日常を綴っていくが……。

【感想】
怒涛の如く綴られる、痛々しいばかりの「妻」の顛末。
ある「効果」を使って表記されている所が、非常に面白くまた恐怖を煽ります。
兔さん自身は「中途半端な怖さ」と仰っておられましたが、こういう表現を見たことが無かった私には新しい作品に見えました。
途中で取り消し線でもいいじゃないかーと思ったりもしましたが、読破するとこの「効果」で無いと駄目なんだなと。
とても怖い。というか辛い。
何が間違っていた訳でも無い（はず）なのに、どうして彼女は壊れてしまったんでしょうか？
自分のサイトでも狂気の入り混じる話は書いてますけど、こういう感じにはなりませんね；
ううむ、観点が違うんだろうか。

【備考】
変わった作品が読みたい方へオススメ。
隠しページは、頑張ればすぐ見つかりますよ～。